和田式 勉強のやる気をつくる本(和田秀樹)
学び方シリーズ第1です。
自分が受験勉強のときに、「受験勉強の勉強の仕方を勉強する」という目的で一番に買った本が和田さんの本でした。その和田さんの本です。
大人が学ぶときも、部下に指導するときも、子供に勉強の仕方を教えるときも、とてもためになる本です。
明日やればいいやを追放する習慣術
step1 取っ掛かりをよくする。自然体でずっと勉強に入っていける習慣術
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参考書を机に開いて家を出よう
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自分だけの5分間儀式を作り、勉強スイッチをONに
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夕食後のダイニングテーブルで勉強を始める
自分の部屋で勉強、はハードルが高い。リビングで勉強を始めよう。
人に見られている、というのも緊張感が高まるいい効果が期待できる。
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得意な科目からその日の勉強をスタート
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ノルマを持ち帰らない「9時5時勉強法」
その日にやるべきこと、は学校に行っている時間で終わらせる。
もしやることが残っていたら、漫画やゲームを我慢して仕方なく
5時以降に「残業」する。そのくらいの気持ちでメリハリをつける。
step2 ノルマを強く意識する。ノルマ消化の達成感を勉強の原動力にする習慣術
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「帰ってきてからのノルマ」を紙に書くクセをつけよう
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「今日やらなくて良いこと」を別の紙に書き出す
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「終わったら消す」で達成感をビジュアル化
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ノルマ達成のご褒美を自分で用意しておく
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予定の消化より「内容定着率」を重視
ただ参考書をひたすら進める、よりも、しっかりと覚えていることを
重視する。そのため、昨日の復習や先週の復習も重要視。
step3 危機感を自分に植えつける。自分自身を上手に追い込む習慣術
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できの悪いテストを机の前に貼る
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「残された時間」を科目別に分配してみる
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他流試合の模試にひとりで乗り込め
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受かった先輩から受験情報を聞き出す
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志望校の過去問を解き、一度凹んで立ち直る
やる気がしない時の自己管理術
step1 誘惑を振り払う。邪魔者をシャットアウトする単純明快な自己管理術
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携帯の電源オフを合図に勉強スタート
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自室のパソコンやゲーム機をリビングに強制撤去
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見たいTV番組は録画して「早送り再生」
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30分仮眠+シャワーで迫りくる睡魔を撃退
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恋人とはシンデレラコールの取り決めを
恋人との電話ややり取りは知らずしらずのうちに時間を取ってしまうもの。受験勉強中はルールを決めて「お互い12時までにノルマを終える。そしてその報告を電話で12時に話す。」と決めておきたい
step2 集中力を切らさない。集中力をアップ、持続させる自己管理術
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勉強道具一式全て揃えて机に向かう
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乗れそうな時は時計を見えない位置に
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限界集中時間に合わせてアラームをセット
自分の限界時間を「1コマ」として学習する。集中し、効率の高い状態を維持。
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夕食は腹八分目、足りなければ夜食で
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読む、書くだけでなく、「声に出す」も導入
step3 無理をしない、完璧を求めない。心の余裕を作って勉強に集中する自己管理術
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月に一日は「完全オフ」。思いっきり遊ぶ
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「やれそうな量」の7〜8割を目標ノルマに
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理解できない箇所はパス。人に聞いて解決する
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どうしても苦手な科目は、潔く捨てる決断も
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本当に調子が悪ければ、さっさと寝る
これならやれそう、と思わせる心理術。うまくやれそうという感覚が、やる気を引き出し自分を変える。
step1 「うまくいく」を体験する。小さな成功を足がかりに「やれない自分」を変える心理術
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一度でいいから「クラスでトップ」を味わう
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「暗記のみ」で点が伸びることを実感する
本気で暗記し、テストに臨めば点は取れるはず。たった1科目でも、いい成績が取れれば自分の大きな自信になる。それが次の成功の足がかりになる。
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反省だけで終わらず「失敗の原因」を突き止める
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努力しても結果が出ない時はやり方を変える
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たった5点上がっただけでも大喜びしよう
step2 「十分にやれる」ことを感じ取る。
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目標を小分けにしてやれそう感を高める
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1レベル下の参考書からスタートする
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「できそうなこと」から順に手をつけていく
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やっているフリをしない
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苦手分野は先送りしても構わない
step3 「迷い」を断ち切る。これなら納得、と思って前進する心理術
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勉強する前に、勉強法を勉強する
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うまくいっている人のやり方を真似る
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「何が理解できていないのか」をチェックする
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2つのやり方を試して、結果で判断する
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「信じたやり方」で突き進む愚直さも必要
「いやでも頑張れる自分」をつくる人間関係術
step1 安心感を得る。勉強に集中できる自分を作る人間関係術
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「人に頼る」ことをかっこ悪いと思うな
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本音で話せる親友がひとりいれば充分
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人の欠点ばかりでなく、良い面も見つけよう
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親や教師とは良好な関係を築いておく
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自分の居場所を外に求めてもいい
step2 同じ目標を共有する。一緒に頑張れる仲間を作る人間関係術
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テストの結果は良くても悪くても隠さない
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興味を持った相手には、気軽に話しかけてみる
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勉強や受験の話は、自分から切りだそう
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優等生への偏見を一度捨ててみる
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目標となるよきライバルを見つける
step3 連帯感を作り出す。仲間との一体感を高める人間関係術
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わからない事は教師より先に友人に聞く
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仲間と分担して定期テストを乗り切る
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いい情報は独り占めしない
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友人と一緒に勉強する日を決めておく
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「勉強サークル」を仲間と立ち上げる
勉強が苦にならない自分をつくる発想術
step1 勉強をおもしろくする。受験勉強と充実化を結びつける発想術
- 興味、関心のある分野の本を月に一冊ずつ読む
- なぜ勉強するのか、自分なりの答えを出しておく
- 受験のゴールを「人生のスタート地点」と考える
- 受験勉強で身につく能力が社会でも役立つことを知る
- いまから10年後までの自分計画を立てる
step2 自分を主役にする。主役意識を植えつける発想術
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人と違うことを恐れなくてもいい
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志望校は納得の行くまで調べて決める
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学校のやり方に従う必要はない
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良い結果は自分のおかげ、悪い結果も自分の責任
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自分が生きていく社会の「現実」を知る
step3 期待に答える。期待をエネルギーに変える発想術
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期待されている自分がいることを認める
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自分はできると思いこむ
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自分の志望校を秘密にすることはない
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自分のいい面を上に書き出してみる
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あこがれの人からパワーをもらう
以上です。一つ一つ実践し、他人へのコーチングのときもすっと頭の引き出しから出てくるようにしたいです。
出典:
和田式勉強のやる気をつくる本―やれない自分を変えるちょっとしたアイデア75 (新・受験勉強法シリーズ)