必読!おすすめビジネス書のご紹介

ビジネス書、何を読むべきか悩みますよね。ランキング上位を買ってみても、案外学びにならなかったり。そんな思いから、おすすめの本の概要を書くことにしました。外資系戦略コンサルなどで勤務した私が、おすすめの本をご紹介します!参考になれば幸いです!

「超」勉強法(野口悠紀雄)

学び方シリーズ第3。

主に高校生向けに書かれているように見えますが、社会人、リタイアした方が読んでもとてもためになります。

ざっくりとしたまとめしか書けず、失礼しました。

 

「超」勉強法

 

勉強を楽しむ

勉強は本来楽しいもの。勉強を楽しめるように工夫してみよう。

第一は与えられた教材について、学ぶ方法を自分で変えることである。例えば、英語の文法を詰め込みで覚えようとしても面白くない。しかし、方法を変えれば、興味を持って学べる。

第二に、教材を選ぶ。英語の教科書が面白くないと感じたら、自分で読みたい本を見つけて読もう。あるいは、英語のニュースを聞こう。歴史や地理の教科書がつまらないと感じたら、間接的では合っても、それに関連した物語を読めば良い。

このようにして、勉強の方法と対象を面白いものに変えていくことが、「超」勉強法の第一原則である。

 

教科書の丸暗記が有効

英語は教科書(何でも良いが、これ、というなにか)を暗記しよう。その暗記の中で、新しい単語があれば覚えられるし、文法も覚えられる。もちろん、それが試験の題材であれば定期試験も簡単。本当に丸暗記できているかいないか、に関わらず、前後の文脈から色々推測できるからである。

 

速く正確に読む

国語でも英語でも、速く正確に読む技術、が重要となる。特に論文であれば、最初と最後から読み始める。第一文は内部構造がなく一つのまとまった内容を述べているはずであるし、最後の一文はまとめが書かれているはずである。そのため、詳細を読む前に最初と最後を読んで全体像を掴むのである。

 

高校時代の読書は一生の資産

高校生という多感な時期に本を読むことは、生涯の資産を作ることになる。

それは、速読の技術を養うため、そして、多感な年齢に色々なものに触れるためである。そのためには、ヘッセやロランなどの古典文学を読んでおきたい。

 

いまは理論がわからなくても、とりあえず方法を覚えてしまう

なぜ分数の割り算の時は逆数をかけるのか、という事は、専門家でもわかりやすく説明するのは難しい問題である。そのようなことを中学生の時期に悩んでも仕方がない。

そういう場合はとりあえずやり方を覚えてしまうべきである。やがて、わかる。

勉強するときは、今やっているところが8割方わかるところまで頑張り抜くべきである。そこがわかれば以前わからなかったところもわかるようになってくる。 それをパラシュート勉強法と呼ぶ。参考書の1ページ目からやって、そのページで挫折するくらいなら、ある部分だけをやり抜く方が良い結果になる。

 

公式を覚えるときは導き方を覚える

公式の細かい部分まで暗記するのは時間の無駄である。それにできない。むしろその導き方を覚えておけば、細かいところは覚える必要がなくなる。

例)三角関数の2倍角の公式を覚える必要はなく、加法定理を覚えておいて、同じものを足し合うときの式を導けば、2倍角の公式の算出ができる。

 

試験する側の立場から考えてみる

受験を考えるとき、受験生の立場から考えがちであるが、試験する側の立場で考えているといろいろなことがわかる。

まず、問題は採点しやすいように正解がある。部分点を与えるときも明確なルールが決まっている。 合格者を出すために、差がつきやすいような問題をあえて選んでいる。周りからの批判を恐れて、使う文章は知的な文章だし、不適切な題材は使わないようにしている。そしておそらく、過去数年間と問題傾向がかぶらないようにしているはず。

また、試験会場についても同じことが言える。会場を主催している責任者は、すべての生徒に共通の快適な環境を提供することに注力しているため、もしも自分の環境が良くなかったら遠慮せずに言うべきである。 受験結果とは関係がないのでそこに遠慮する必要は無い。

 

受験に注力すれば良い受験生は、計画を立てやすい

学生の時は、基本的には勉強のことだけに集中していれば良い。試験までにはっきりした残り時間が分かっていて、それを何に振り分ければいいかもわかるはずである。そこのタイムマネジメントを的確に行おう。試験の前日にならないとやる気が出ないと言う人もいるが、それは早々に克服しないと受験には立ち向かえない。そしてそのスキルは社会に出た後も重要になる。

通学時間も無駄にしないようにしよう。本を読むなり、英語の教材を聞くなり 自分なりの時間の有効活用を考えて欲しい。

 

 

以上です。

出典:

「超」勉強法