無敗営業/チーム戦略(高橋浩一)
前回の無敗営業の、コロナ禍対応版ともいえる高橋さんの著作です。
前回ほどの学びの深さがなかったのが正直なところですが、一方でSFAの具体的な使い方がわかりやすく解説されており、その部分を中心に記載いたします。
無敗営業_チーム戦略
SFAはチーム営業をしていく上で必須だが、設計次第で有用性は大きく変わる。
SFAを単なる集計ツールではなく、マネージメントサイクルに結びつけるためには、効果的な設計がポイントになる。
おすすめは、ATMに代表される3種類のダッシュボードを作ること。
A:停滞や異常を発見し、要注意の案件に介入するアラート画面
T:優先順位の高い行動を推進するターゲティング画面
M:業績や進捗を見て分析しながら、次の手を打つモニタリング画面
アラートのダッシュボードには、人事やチームごとの件数で、本来そうなっているのは望ましくない状態のもの表示させる。
例えば、次のアクションが未更新になっている商談や、ずっと動いてない商談、完了予定日を過ぎている商談など。ポイントは、表示させすぎないように条件をセットすること。常にこのアラートが0にしていくべき。
ターゲティングのダッシュボードは、優先順位の高い行動を推進するためにある。
例えば、セミナーをご案内すべきだがまだ案内していないリストや、重点攻略セグメントだがまだアプローチしていないリスト、過去に失注したままフォローされていない商談リストなど。
モニタリングダッシュボードでは、概要がわかる情報を網羅的に記載しておく。
顧客が求める、わかってくれる営業に必要な4つのスキル
お客様を理解する、質問力
お客様に必要とされるための、価値訴求力
お客様の意思決定を助ける、提案ロジック構築力
お客様と共に段取りを進める、提案行動力
なお、これらについては無敗営業と同じ内容となる。
(ご参考)
パフォーマンスとメンテナンスのパターンと理想
商談フォローは、接戦案件こそ行うべき。
それによりマネージャーがメンバーを勝たせるという組織力を高めることができる。こちらが営業会議のひながたであり、参考にしたい。
以上です。かなり実務よりの話でしたが、ご参考になれば幸いです。
出典:
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